いい日旅立ち(奇跡の一本松編)

#昨日までのお話(5.3)

連日で書くのは久々です。
昨日に引き続き、これからメモ帳を見ながら
記していきたいと思います。

#昨日のあらすじと解説.
昨日は、東北新幹線の片道キップ(モバイルSuica)だけを
握りしめて、『あまちゃん』の舞台になった
久慈に無事たどり着き、三陸鉄道 北リアス線に乗り込んだ
ところまでのお話でした。
今年4月に全線開通した三陸鉄道は、
北リアス線と南リアス線に分かれています。
#三陸鉄道公式ページの路線図.
北リアス線は、北端の久慈駅から宮古駅まで。
南リアス線は、釜石駅から盛駅まで。
その2つの路線を結ぶJR山田線(宮古-釜石間)は
現在運休しているのですが、路線バスによる
振替輸送が行われています。
今日のメモ帳は、北リアス線の終点、宮古駅から
南リアス線釜石駅へ向かう路線バスに乗り、
乗り継ぎのため、降りた駅(道の駅やまだ)で
書いたものから再開しています

実は、どんなことを書いたか、あまり憶えていません。
今回初めて読み返します。
分量、結構書いてた気がするので、
お時間がある時にでもどうぞ。
それでは昨日の続き、スタートです。

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#道の駅やまだ にて.
みみっこが大変なことになってる。
突然で申し訳ない。
“久慈で本場のまめぶを食べる”という目的が
時間の都合上できなかったので、
道の駅くじ で“まめぶ”っぽいものを買ってみた。
それが「まめぶの家 みみこもち」
通称“みみっこもち”。その愛らしい見た目から
私は“みみっこ”と呼んでいる。
原材料は“小麦粉、くるみ、みそ、黒砂糖、塩”
とのことで、たいがい“まめぶ”なのだと思う。
パッケージに記載されている注意事項はこうだ。
“噛んだ際に、黒砂糖の溶けた液が飛び出る場合が
 あります。お気をつけてお召上がり下さい。”

ここへ来て、ようやく時間ができて、
お腹も空いてきた、とのことで
絶好のみみっこタイムだった。
いざ、カバンからみみっこを取り出すと、
パッケージの一部が黒い。
まさか、汁が出てきているのではと思ったが、
みみっこにくるまってるビニール袋まで飛び火
してはいなかった。よし、食べようと一口がぶりと
した途端、想像以上のみみっこ汁が出てきた。
黒砂糖のミツがべたつく。うわ
マフラーにちょっとみみっこ
ついちゃったよ。

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昼間のメモ帳はここまでです。
次のメモは一気に夜になります。
そこで、また補足を。

北リアス線に乗るまでは、日帰りという
選択肢もあったのですが、三陸鉄道に
揺られながら、今日は行けるところまで
行こうと決めました。

路線バスの車内でケータイをつかって
当日予約できる場所を検索します。
1件ありました。
“大船渡プラザホテル”
迷うことなく予約しました。

ホテルの最寄り駅はJR大船渡線の大船渡駅。
19時過ぎに南リアス線終点の盛駅に着き、
そこからJR大船渡線に乗り継いで一駅行った場所です。
この後のメモ帳で書いていると思いますが、今回
大船渡駅まで行かず、南リアス線終点の盛駅の
ひとつ手前の駅、陸前赤崎駅で降りて
直接ホテルまで歩きました。
そんなわけで、メモ帳再開です。

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#夜、ホテルにて.
だいたい今日はこのくらいまで進むかな。
そう予想して空室のあるホテルを検索した。
一件あった。場所は大船渡。
今日の最終目的地が決まった。

午前中に久慈駅へ着き、お昼からひたすら
三陸鉄道で南下するルートだった。
北リアス線の終点、宮古駅から南リアス線に
乗り換えるためには途中JR山田線に乗り継ぐ
必要があるのだが、現在運休中。
ただ、同じルートを路線バスが通っているため
今朝のスワロー号に引き続き、バスの旅へ。
蛭子さんもマドンナも今日はいないが、
ひとりローカル路線バス乗り継ぎの旅。
このバスが今回の旅、ひとつの大きな山場となる。

リアス線が全線運行再開したものの、
JR山田線はいまだ運休のルート。
どういう車窓になっているのか。
そういうことかと思った。
NHK「にっぽん縦断こころ旅」でも
このルートは走っていたと思う。
火野正平さんは普段しゃべりながら
自転車を走らせているが、この辺りは
無言。でも風景はずっと映っている。
言葉はいらない。ただ、この風景から
目をそらすな。そんなメッセージが
伝わってくるような回だった。

車の中で文字を書くと酔う、
という習性があり、バスに乗っている間は
ただただ外の風景を眺めていた。
途中、乗り継ぎで降りた道の駅やまだで
異常なはしゃぎっぷりを見せてしまったが、
たぶんあの風景を目のあたりに見た反動だろう。

受けとる情報が多すぎて、
つまりINが膨大すぎて、
こうして文字として少しでも
OUTすることで、自分の中でバランスをとろうと
しているのかもしれない。


無事、ホテルの予約もできていた。
夜7時過ぎに最寄り駅につく予定だったが、
2つ前の駅に降りて、歩くことにした。

だいぶ暗くなってきたのでよくわからないが、
少し前まで、家が並んでいた住宅地だった
ところだろう。
駐車場とも畑とも違う、あきらかに何か
あったスペースが空いている。そこかしこに。
ポツンと新設された自動販売機がより強調してくる。

ホテルに向かう間、いくつか残っている家があった。
近づくと、四方のうち1方、もしくは2方、3方の
壁がはがれていたり、窓がない家が残されている。
1つ2つ、3つ、4つ。あとは新築の家が1つ1つ丁寧に
建てられている。
暗くてよく見えないが、明日の朝になると
この街全体の風景が目に入ってくるのか。


#奇跡の一本松の前にて.
太陽のせいだと思う。
たいがい逆光だったからだ。
涙ぐんでいる。大人なのに。
写真のアングルのジャマにならないような、
一本松の10m前にある橋の石段に座って書いている。
特にたいそうなことを書こうと思ったわけではないが、
今 この場所で思ったこと、思いついたことを
リアルタイムで残したいと思い、ペンを走らせている。
あと、バスが1時間来ないことも知ってのことだ。

バス停からここまで少しばかり歩く。
バスから降りてすぐのところにある
“ ← 奇跡の一本松”の看板にしたがって
まっすぐ歩く。なかなか見えてこない。
川にぶつかったところで大きく左にまがる。
見えた。かっこいい。
もう何も先入観なくの感想だった。
矢沢永吉が日本武道館の舞台でひとり
スポットライトをあびた時のような。
いや、そっちは見たことないが。
ともかく、かっこいい。
近づいていく。まだ距離があるのだが
その存在感から、もう近くにいるような気がしてくる。
到着。実際、間近で見る。
見きれない。でかくて、上の葉の部分と
根の部分がいっぺんに見られない。
少し離れて見たほうが良いかもしれない。


#気仙沼駅から一関駅までの車内にて(JR大船渡線).
今回の三陸南下の旅は気仙沼駅で終了しました。
いやー、車窓がのどかです。
向かいに座れているご夫婦も楽しんでいるようです。
JR大人の休日倶楽部の方でしょうか。
50歳になったら確実に入りたいクラブのひとつです。

あぁ、『いい日旅立ち』がまた聴きたくなりました。
今、頭のなかで再生ボタンを押しましたが、
どうも百恵ちゃんバージョンではなく、
谷村新司・さだまさしスペシャルコンサートの
バージョンにすり替わってしまいます。
あの、観客みんなが歌えるように、次の歌詞を
いいタイミングで入れてくバージョンですね。
百恵ちゃんバージョン、私の中のプレイリストには
入ってないみたいです。

そんなわけで、ようやく落ち着いてきました。
そろそろこの旅もエンディングのお時間です。
何も参考にならない旅行記、最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。

追伸。
ちなみに資格の参考書。今回、1ページも
開いてません。ひたすら持ち歩いていただけでした。
乗り継ぎで時間が開くことがあったのですが、
なんかあっという間でしたね。
あと、これ書いてたし。

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旅のメモ帳はここまでです。
今回、行って良かったなと思うのは、
行く前に比べて、1mmでも“自分ごと”に
近づいたような気がすることです。
その地域名を聞いて、
「あぁ、あの時行ったな」
って、少しでも親近感をもって
受けとることができる喜びがあります。
地続きでつながっている。
数時間で行き来できるんだと
身を持って実感していること。
大事にします。


(2014年5月4日) ozy-
#203



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