喜びも悲しみも

夕日が落ちる時間を待っている。
なんて贅沢な時間なのだろう。思わずメモを取り始めてしまった。

#そんなメモ帳から,お送りしております.

今、沖縄県石垣島の隣に浮かぶ竹富島の西桟橋に来ている。
夕日が美しい場所で有名らしい。
今日で2日目。
昨日は気付いたら夜になっていた。
ホテルの夕食が待ち遠し過ぎたのがいけなかった。
今夜も同じ宿なので夕食に対して少しは余裕が出てきた。

寒い。
昼間は半袖短パンで過ごせる程の陽気だった。さすが石垣島。
流れで同じ格好のまますごしているが、ちょっと寒い。
きっと雨が降っているせいだろう。

18:04。
今日の石垣島の日の入り予想は18時15分。あと10分程度か。
目の前には大きく広がる海。緑掛かった青。
ところどころ黒く滲んでいるのはサンゴ礁だろう。
そして雲しかない空。
太陽が今どこにいるのか、正直よくわからない。
こんな状況で夕日は見られるのだろうか。
見えたとしてもそれは夕日なのだろうか。
とにかく今の私は待っている。待つだけの男。
ニライカナイからの手紙。
リズムだけで書いてしまった。

18:11。
あと5分。さあ来い、俺たちの太陽。
夕日に向かって叫ばせてくれ。
遠くに見えるのは西表島。手前見えるのは小浜島らしい。
らしいと言ったのは、実際曇っててぼんやりしかわからないからだ。
どっちがどっちか。
静かだ。波打ち際にいるのに波の音がほとんどしない。

18:18。
予想時間を過ぎている。夕焼けの“ゆ”の字もない。
一面青みがかっている。北野ブルーかここは。
ゆっくりとまんべんなく暗くなっている気がする。
夕食の予約時間は19時。ここでこうしてる時間の限界は18時半だ。

18:21。
寒い。寒い上に私以外誰もいない。
はたから見ると、今の私は相当思い悩んで沖縄まで来て立ち尽くし、
命を断とうたしている人なのか。それは申し訳ない。
こんなに今希望と期待に胸をふくらましているのに。猫背のせいなのか。

18:25。
字が書けない程、辺りが暗くなってきた。引き返すか。
ありがとう。竹富島。明日は石垣島からリベンジです。

18:30。
対岸の島から街の灯りが見えてきた。
心が温まる。ありがとう、西表島か小浜島の人々。
またお会いしましょう


#石垣島に渡った翌日18時過ぎの日記からどうぞ.

落ちている。
今、目の前で、太陽が小浜島めがけて落ちてきている。
色は黄色、そして赤。
念願のオレンジ色の夕焼けを見ることができた。
周囲には人も集まっている。これが夕日の底力か。
恐れ入りました。
誰もいなければ、夕日に向かって土下座したい。
砂浜なので、ヒタイをこすりつけ放題だ。

18:33。
周囲がだいぶ暗くなってきた。
隣でビデオカメラで撮影もしているが、
モニター越しの方が肉眼で見るより、ずっとオレンジだ。
よりドラマティックではないか。
肉眼よりもドラマティック。
今年の方向性が決まった。肉眼よりもドラマティック。
見えているものが、全てではない。
人間の能力を越えて行け。想像力。
今年は行ける気がする。
ありがとう。石垣島。
最後の夜に最高のギフトを受け取りました。


(2016年1月12日) ozy-
#217
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